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クリスマス・イブ・ショート・ショート [短編]

キャンドルがともり、 くつしたの影がゆれています。

現れたのは、1匹の小人でした。

小人は、刃物を持ち。

プレゼントを待って眠っている女の子を嬉しそうな目で見ます。


「今日のは、ご馳走だ」


小人は、そうって刺しました。
いっぱい刺してはそれを口に運び「うまい、うまい」と言って夢中でむさぼります。

そして、全てを食べ終えるとこう言いました。


「美味しかったよお嬢さん」


そして、小人は、クマのぬいぐるみをそっと枕元に置きました。


「また、来年も来るからね」


小人は、ゆっくりと女の子から、離れると静かに消えました。


女の子の元に残ったもの……

それは、クマのぬいぐるみとほんの少しのミルク……
そして、クッキーの食べかすでした。

朝が来ます。

女の子は、目を覚ますとクマのぬいぐるみを見つけ大はしゃぎ。


「ママー!
 サンタさんが、来たよー」



女の子のお母さんは、「そう、よかったねぇー」と優しく微笑みました。


おわり
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