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ネガティブ男とボジティブ女 [ネガティブ男とボジティブ女]

10月26日

今日は、心療内科に行ってきました。


「自分のペースで歩いて行きましょう」


そうアドバイスを貰いました。


「今は、ゆっくりと歩く時期なんです」


そう言って貰いました。
だけど、俺には時間が無い。
焦っては、ダメな事なんでしょうが……
でも、焦ってしまう。
早く行動しなくちゃ。
早く行動しなくちゃ。


俺は、そんな事を考えながら、はるかさんと出会ったマンションの屋上に居ます。
寒いですね。
ここから、飛び降りたら寒さも感じなくなるんだろうな……


「飛び降りるの?」


そんな声が、俺の後ろから聞こえました。


「飛び降りないよ」

「ならよかった」


はるかさんは、後ろから俺の体を抱きしめる。


「こうすれば温かいよ」

「そうだね」

「私の傍からいなくなるの?」

「え?」

「今の亜金さん、お兄ちゃんが、家を出て言った時と同じ目をしてるから……」

「何処にもいかないよ」


行く場所も無い。


「ホント?」

「……うん」


「えへへ」

「亜金さん。
 暖かい。」

「生きてるからね……」


はるかさんの体は、それに反して冷たかった。



明日へ続く

※この物語はフィクションです。

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10月25日

月曜日。
新しい一日の始まり。
新しい一週間の始まり。


俺は、いつものように体を起こした。
はるかさんは、ベッドに入ってこない。

昨日の件の後からお互いが、気を使ってしまいまともに会話が出来ないでいます。
例えるなら、お互いが初めてで初体験をすませた男女のような空気だ。
無論、俺達は、そんな関係じゃない。


部屋をノックする音が聞こえる。
俺は、返事をする。


「朝ご飯、出来たよ」


はるかさんは、ドアを開けずにそう言った。


「わかった。
 今すぐそこに行く……」

「うん」


俺は、ゆっくりとドアを開けました。
するとそこには、不安な表情を浮かべるはるかさんが、居ました。


「あ……」


はるかさんと目が合う。
なんか、気まずい。
何にもしていないのですが……


「怒ってるよね?」


はるかさんは、そう言って俺の目を見る。
俺は、首を横に振りました。


「はるかさんは、悪くないですよ」

「……」


はるかさんは、ゆっくりと涙を流しました。


「悪くないから悪くない」


俺は、そう言ってはるかさんの頭を撫でました。


「そう?
 じゃ、ご飯を食べよう」


はるかさんは、パッと明るい顔をした後、俺の手を握り締めた。


「朝ご飯食べよう♪
 大事なことなので、2回言いました♪」


んで、今日の仕事は、プロット制作。
頑張って書きます!

明日へ続く

※この物語はフィクションです。

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ネガティブ男とボジティブ女 [ネガティブ男とボジティブ女]

10月24日


俺は、勇希を出して聞いてみた。
いつものようにはるかさんが、ベッドに入って来た。
逃げられないように俺は、はるかさんの手を握り締めた。


「ねぇ。
 どうして、俺を拾ってくれたの?」


はるかさんは、表情を曇らせた。

そして、ゆっくりと息を吸い込み俺の目をじっと見た。


「亜金さんのお父さんとお母さん自殺したでしょ?」


何故かは、わからない。
はるかさんは、俺の両親が自殺した事を知っていた。


「どうして知ってるの?」


俺は、思わず聞いてしまいました。


「その自殺。
 私が、関係しているの」

「どういうこと?」

「ご両親が自殺した原因って知ってる?」

「ううん……」


俺の両親は、ゲームの開発を行っている小さな会社の社長と副社長だった。


「私の会社が、貴方のお父さんの会社から取引先奪ったの。
 仕事とは言え、酷い奪い方をしたと思う。
 その取引先を奪った途端、他の取引先は、貴方の会社から撤退。
 その数ヶ月後、ご両親は自殺したの」


突然な情報に俺は、戸惑いました。
でもこれは、はるかさんの責任ではないと思う。


「はるかさんの責任じゃないよ」


俺が、そう言うとはるかさんは、ボロボロと涙を流しました。


「ごめんね。
 ごめん……ごめんなさい」


俺は、はるかさんの体を抱きしめる事しか出来なかった。
抱きしめれば、俺も泣いている所を見慣れないだろう……
俺は、そんな事を思いながら、はるかさんを抱きしめた。

そっか……
責任を感じて、俺の住所を調べてマンションを見つけ、俺を拾ったのか……
俺の中の全ての謎が、溶けた気がした。


明日へ続く

※この物語はフィクションです。

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10月23日

今日も朝から寒いですね。
はい、毎度おなじみ亜金です。
なので、亜金さんは、鼻風邪なのです。
鼻水が止まりません。

なにはともあれ、今日は土曜日。
仕事は、お休みです。

今日こそ寝るぞー

と思ったら、俺のベットにはるかさんが入ってきました。


「遊ぼう?」

「なに?
 エッチな事でもしれくれるのか?」

「それは、ない。」


まぁ。
俺なんかとは、したくないよな……


「じゃ、なにするんだ?」

「今日はね、お買い物行きたい」

「何処まで?」

「心斎橋……
 ダメかな?」


はるかさんが、上目遣いで、俺を見る。
こういうのってたぶん俺は、弱いんでしょうね。
すんなりOKしてしまいました。

と言う訳で、現場の亜金さんは、心斎橋にいます。
手を繋いで、駅まで行き。
手を繋いでのショッピング。
なんか、楽しいです。
でも、ここで一つ疑問があります。
今更ですが、どうして、はるかさんは、俺を秘書にしたのでしょう?
出会いも偶然じゃない気がします。


今は、喫茶店に来ています。
紅茶が美味しいです。
はるかさんは、現在トイレ中。
既に山盛りに買われた、ブランド品の数々。
やっぱ、はるかさんは、お金持ちなんだな……
って思います。


俺も、お金稼ぐぞー。
いつまでも、はるかさんの家の世話になる訳には行きませんしね。
俺達は、男と女。
いつ俺の欲望が爆発するかわからない。
なので、巣立ちできるように頑張るぞー

ってなわけで、明日に続きます♪♪

※この物語はフィクションです。

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ネガティブ男とボジティブ女 [ネガティブ男とボジティブ女]

10月22日

昨日一日で、プロットの一部分は出来ました。

ナレーションはこうだ。

それぞれの戦いが終わり。
それぞれの変える場所へと帰った。
だけど、ただ一人。
ただ、1人だけ帰る場所も待っている人も居ない少女が居た。

少女の名前は、ナヤトレイ。
苗族の唯一の生き残り。
ただ一人の生き残り。

ナヤトレイは、1人で度に出る事にした。
そんなナヤトレイの前に、1人の少年が現れる。
少年の名前は、詩空丹歌(しそら にか)異世界からやってきた高校生。
異世界では、居合の達人なはずだった丹歌だが、この世界では無力だった。
モンスターに追い詰められ、ピンチになった時、ナヤトレイに助けられる。

異世界から来て、独りぼっちな丹歌。
戦いが終わり独りぼっちなナヤトレイ。

独りぼっちな2人は、お互いに魅かれていく……


こんな話を書いています。
詳しくは、後日書きます。

はるかさんにこの話をしたら、喜んでくれました。


「なんか、恋愛ゲームっぽいね。
 で、主人公は、やっぱナヤトレイ?」

「うーん。
 ここは、丹歌にしようかなって思う」

「えー。
 でも、タイトルは、『ナヤトレイ~ひとりぼっちな女の子』なんでしょ?」

「そうだけど……
 ここは、丹歌とナヤトレイが成長していく話を書きたいんだ
 実は、この話、昔から考えていたんだ。
 ブログにもアップしてあるんだ。
 途中までだけど……」

「え?
 どこどこ?」

「パソコンで、『異世界の彼方からこんにちわ』で、検索すると出てくるよ」


俺が、そう言うとはるかさんは、ニッコリと笑ってパソコンをカタカタと入力しました。


「あ、本当だー」


はるかさんは、ニッコリと笑いこう言いました。


「あー。
 誤字発見♪」

「え?」

「『こんにちわ』じゃなく『こんにちは』だよ」

「そうなの?」

「『今日は、ご機嫌いかが?』の略称なんだよー」

「へぇ~~」


俺は、すぐにタイトルを変更しようとしたら、はるかさんにそれを止められました。


「でも、見た目は、『異世界の彼方からこんにちわ』の方が良いわね。
 タイトルは、決定だね!」

「え?」

「タイトルは、『異世界の彼方からこんにちわ』で決定!」


こうして、俺の書く物語は、『異世界の彼方からこんにちわ』に決定する事になった。


続きは、明日♪

※この物語はフィクションです。

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