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ポケットモンスター ホワイト ブラック 2 [ポケットモンスター2]

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まっしろなティスタメント(小説) [まっしろなティスタメント]

2012年06月20日


俺は気になることを千代田さんに尋ねてみた。


「あの、歩ちゃんの様態は、どうなんですか?」

「今の所眠っているわ……」

「そうですか……」

「様子見に行ってみる?」

「はい!」


千代田さんに案内された場所に歩ちゃんがいた。

歩ちゃんは、ガラスの向こうで色んな機械に繋がれ眠っている。


「あの……
 貴方は……?」


若い女性が、俺に話しかけてきた。


「あ、詩空亜金と言います」


俺は、そう言って苦笑いを浮かべた。

「あ、もしかして歩が言っていた、頭の病気で入院している大きなお友達?」

「あ、たぶん、それ俺です」

「いつもお世話になっています」


女性は、ゆっくりと頭を下げた。

「歩ちゃんの様子は、どうですか?」

「手術が終わってから、ずっとこの調子で……」

「そうですか……」


俺は、何も言う事が出来なかった。


死ぬなよ


俺は、そう願う事しか出来なかった。
するとその時だった。


歩ちゃんが、ゆっくりと目を開けた。


「あ……」


俺は、思わず声をあげてしまった。

歩ちゃんは、こちらに気がつくと口をパクパクと動かしている。


「俺、先生を呼んできます!」


俺は、その場を走った。


走ったはいいが……
何処にいけばいいんだ?


そんな事を考えていると俺は、一人の女医に呼びとめられた。


「コラ!
 廊下を走っては、いけません!」

「あの……
 ここの先生ですか?」


白衣を着ているから、医師である事は間違いないだろうと思っていた。


「そうですが……」

「あの歩ちゃんが!」


しまった。
担当医じゃなければこれは、伝わらない。


「歩ちゃんに何かあったんですか?」


女医は、目を丸くさせて驚いた。

あれ?もしかして通じた?


「歩ちゃんが、目を覚ましました」


俺は、先生と一緒に歩ちゃんがいる病室に向かった。

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