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ギフト(小説) [ギフト(小説)]

2013年02月26日

晴れ、火曜日。

作戦会議も無駄に終わった。
おびき寄せる作戦を練ったけど。

火蛾が自ら現れた。


白銀、恋次、そして、海藤君を連れて……
夢ちゃんはいなかった。


まぁ、戦闘向き能力じゃないしね。
置いて来たのかも知れない。


「亜金、お前は、破壊王を倒せ」


王が、そう言って恋次君を指さす。


「え?」

「なら、俺は白銀を倒す」


啓司が、銃を構える。


「なら、俺は火蛾を倒そう。
 俺の敵に相応しい相手か見極める」


王は、そう言って体にオーラを纏う。


「じゃ、海藤君は誰が相手するの?」

「私が相手しよう」


玉藻が、ゆっくりと手をあげる。


「僕も混ぜてください!」


そう言って現れたのは、隼人君だった。


「隼人君、無事だったの?
 よかった……」

「はい!」

「でも……
 隼人君のギフト能力って……?」

「僕のギフト能力は、ワールド・オッドアイ。
 過去と未来を見る目です。
 幼馴染からもらった目です……」

「そっか……」


聞きたいことはいっぱいある。
だけど今は、時間がない。


「わかった。
 認めよう。
 小僧、玉藻と協力して海藤と言う小僧を頼むぞ!」


王が、胸を張って言う。


「はい!」


玉藻は頷き、隼人君は返事をした。


「私と御幸さんは、ここで待機。
 無理だと思ったらこっちに戻ってきて……
 どんな傷でも死なない限り回復させちゃうから!」


里杏ちゃんが、そう言って笑う。


「期待しているぞ!
 では、行こうじゃないか……
 オープン・コンバット!」


俺たちは、分散して各相手の方に向かった。
俺の相手は、恋次。
修行を積んでもらった今なら勝てるかもしれない。
本当は、火蛾の相手をするための魔法を鍛えていたけど……
今は、王に任せよう。
俺は、俺の仕事を全うするだけだ……
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運命の人 [日記]

アメブロのアプリのCMで、こんなセリフを言うやつがある。

「運命の女の子はここにいる」


って、ガールフレンド(仮)


って言う、アプリなんだけど…・…


ゲームを否定するつもりはないよ。

でもね。
でもね。
でもね。






二次元に運命の人がいるなんて、俺は嫌だーーー

リアルで運命の人がいるのがいいなぁー
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ギフト(小説) [ギフト(小説)]

2013年02月25日


晴れ。
月曜日、ようやく火は鎮火されつつあるが、まだ焦げ臭い。

御幸が、病院にやって来た。


「遅かったな」


王が、冷たく御幸に言い放つ。


「来る時間は指定していなかったはずだが……?」


御幸が首をかしげると同時に時計を見る、朝の10時だ……
それは、俺も携帯の時計を見てわかった。


「そうじゃない、どうして昨日来れなかったんだ?」


王の声が冷たい。


「そんな言い方をしなくてもいいだろう?」


啓司が、王を睨む。


「すまない。
 昨日は、こちらも情報整理の為に、時間がかかった」


御幸が、そう言って苦笑いを浮かべる。


「ならいい……
 深くは聞かない」

「すまないな……」

「そうだ……
 お前たちに謝らなくてはいけないことがある」


啓司が、そう言って一歩出る。


「足立 恋次が、脱走した」

「え?
 脱走って?能力を無効化したんじゃないの?
 どうやって……」


俺は、啓司の方を見る。


「無効化を無効化された」

「そんなことできるの?」

「不可能ではないな」


王が答える。


「そうなの?」


俺は、王に尋ねる。


「俺やお前だって無効化能力を無効化にする技を覚えようと思えば覚えれるだろう?
 俺はアニメを見る、お前はゲームをする。
 俺たちのようなコピー系能力者なら、可能だ」

「そうだね……
 って、じゃ、この犯行って恋次の破壊王の能力なの?」

「それは、わからないが……
 火蛾の可能性の方が高いだろう」


啓司が、頭を押さえながら俺の問いに答える。


「一応、歌もこっちに来てくれるらしい。
 昨日連絡を入れておいた……
 ただ、この状況だ、いつこれるかは、わからないらしい」


啓司のそれを合図に俺たちの作戦会議が始まった。

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素朴な疑問 [トリックスター]

攻撃極のタヌヌを育てています。


攻撃極でございます。

でも、回避極のほうが強いのではないか?と思ってしまう亜金さんでございます。

なのに使っているスキルは、ハイプレッシャーがメインでございます。


カードスキル、滅多に使いません。

通常殴りかハイプレッシャーで、なんとかなっています。


HPは、19180でございます。


もしかして、HP極のほうがよくない?


とかも思ったりもしています。


初期ステは、3124でございます。


さて、回避極のタヌヌか、攻撃極のタヌヌか、HP極のタヌヌか……

どれが一番強いのでしょうか?


ちなみに今のレベルは、152の148でございます。


攻撃極でもいいのでしょうか?

凄く悩んでます。

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ギフト(小説) [ギフト(小説)]

2013年02月24日


日曜日。
晴れているのに雪が降る。
この現象を風花(かざばな)と呼ぶらしい。

さて、どうでもいい話は置いておいて……
昨日、枚方は、火の海になってしまった。

この病院や一部ビル、学校などは、ギフト能力者のおかげで無傷ですんだけど……
それ以外の場所は悲惨だった。

とりあえず、昼間の出来事だったので子供たちへの人的被害は少なかった。
でも……
帰る家や家族を失った子供たち。
絶望、恐怖、そして失望。


この感覚……

気持ち悪い。
ニュータイプの能力を得たばかりにこういう他人の色んな絶望と言う感情が入ってくるのが辛い。
気持ち悪いのは、俺だけじゃなかった。


「なんなんだ?
 このありさまは……」


王が、頭を押さえながら現れる。


「あ、王は、無事だったんだ……?」

「四次元マンションの中にいたからな……
 にしても、どういうことなんだ?
 啓司、簡潔に説明しろ」


王は、茫然としている啓司に尋ねた。


啓司は、うろたえながら答える。


「わからない……
 まったくわからない。
 こっちが聞きたいところだ」

「情報は?
 警察内に情報とか入ってこないのか?」

「情報は錯誤している。
 どうすることもできない……」


啓司も相当パニックになっているようだった。
俺の携帯が鳴る。

御幸からだ。


「はい、詩空です」

「亜金、電話は繋がるんだな……
 今、何処にいる?」

「夕貴さんが入院している病院だよ」

「そうか、だったら無事なんだな?」

「うん。
 御幸の方こそ怪我してない?」

「ああ、怪我はしていない。
 僕は、太郎の喫茶店にいたからな。
 お前が、無理やり太郎の店に張り付けたファンネルシールドが、役に立った。
 太郎や萌ちゃん、瓜君に桃ちゃんも無事だ」

「よかった……
 啓司や夕貴さんに玉藻も無事だよ。
 あとおまけに王も無事だ」


俺は、友人の無事がわかり安心した。


「王も傍にいるのか?」

「うん」

「少し電話を代わってくれないか?」

「わかった」


俺は、王と電話を代わった。
そして、少し会話をした後、電話は終えた。


「さて、明日、御幸がこっちに来るらしい。
 その時に作戦会議を開くぞ……」


王の言葉に俺たちの緊張が一気に固まった。

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