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亜金友人帳 [亜金友人帳]

5月2日


世間では、ゴールデンウィークと言われているけれど……
俺は、しがない学生。
今日ももちろん学校だ。
しかも、雨が降っている。


昨日からかな?
俺の調子が少し悪い。


玉藻の耳としっぽは見えるようになった。
だけど、他の人にも同じ現象が起きている。


まずのん姉。

猫耳が頭の上に生えている。
カチューシャかな?と最初思ったけれど……
周りは何も反応が無い……
なので、放課後にのん姉と廊下で会ったのでのん姉に尋ねてみた。


「のん姉。
 猫耳似合っているね」


俺は、さりげなく聞いてみた。


「……え?」


のん姉は、目を丸くさせて逃げるように去った。
俺は、何か地雷を踏んだのだろうか……?

その日、のん姉は、クラブには来なかった。


次に笹鈴さん。

教室で窓際に座っている笹鈴さん。
笹鈴さんの周りにだけ雪が降っている。
冷房の下だからだろうか……?


「笹鈴さん、その場所寒くない?」


俺は、遠回しに尋ねてみた。


「え?どうして?」

「だって雪が降ってるから……
 冷房壊れているのかな?」


俺は、そう言って冷房を見た。
冷房は、ついていなかった。


「冷房ついてないよ?
 亜金ちゃどうしたの?」

「いや……
 なんでもない……」


笹鈴さんは、クスクスと笑う。


「亜金君」


海藤が、俺に話しかけてきた。
珍しいな。
でも、俺、コイツ苦手なんだよね。


「な、なにかな?」

「少し話良いかな?」


海藤は、そう言って俺を屋上まで連れて行った。


「覚醒おめでとう」

「なんのことだ?」

「妖気を感じれるようになったんだね。
 これで、君も僕の仲間だ」


海藤は、嬉しそうに笑うとその場を去った。
いったい何が言いたいんだ?アイツは……

※この物語は、フィクションです。

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