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亜金友人帳 [亜金友人帳]

5月13日


今日、俺たちは、無事解放された。

昨日の出来事は一瞬だった。

俺が、アゲハに殴られようとした時、ナイフが飛んできた。
そのナイフはアゲハの腕に当たりアゲハが、悲鳴をあげる。

アゲハが、隙をみせたその瞬間、海藤が俺の背後から現れアゲハの顎に一撃入れる。


「詩空君、怪我はないかい?」


海藤が、俺の方を見て言う。


「俺は、怪我はないけど……
 座来栖君が……」

「それは、雫さんに任せるよ」

「雫さん?」


俺が、首を傾げると綺麗な女の人が現れる。


「私よ……
 私たちが来たからにはもう安心♪」


雫と呼ばれる女の人は、座来栖君の体に手を触れる。
するとゆっくりだけど、座来栖君の傷が癒えていく……


「ヒーリンガーか……?
 ヒーリンガーと少し戦える男が1人増えた所で、俺らの相手が務まると思っているのか?」


アゲハが、ゆっくりと海藤に近づく。


「待て」


それをクモが止める。


「どうしたクモ、怖気づいたか?」

「コイツの顔見覚えがある。
 確か、海藤家の末っ子……」

「海藤家?噂の白騎士団か?
 正義の退治屋様が、どうしてここに?」

「ここは、僕の通っている高校なんだ」


海藤が、代わりに答える。


「今まで、何処にいた?」

「仲間を呼んでいた……
 と言っても来てくれたのは、雫さんだけだけど……」

「仲間を呼ぶだけか?」

「人数が人数なんでね……
 少しずつ倒していったよ。
 銀河の爪は、君たち以外倒したよ」

「なんだと?」


アゲハが、海藤を睨む。

海藤は、クスクス笑いながらアゲハに近づく。


「ここは、一次撤退するぞ」


クモが、静かに答える。


「逃げるのか?」

「いや、今、連絡があった。
 サソリ様が、解放されたようだ」

「そうか……
 海藤、運が良かったな」


アゲハは、そう言って教室の窓から飛び降りた。
クモも同じく飛び降り、教室に残った他の部下たちも次々に窓から飛び降りた。
自殺した訳じゃない。窓から降りて教室を出たのだ。

こうして俺たちは、無事に解放された。
釈然しないけど、助かったんだ……


※この物語は、フィクションです。

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レックについて [日記]

5月13日


おばあちゃんが、再びレックのことを言いに来ました。


「おじいちゃんは、治ったんだから、アンタも治る」

でも、おじいちゃんのレックは、治らないまま天国に行きました。


でも、おばあちゃんは、「治る」の一点張り。


「病院に行け」


とほぼ毎日言ってくれます。


でも、阪大病院の先生が言うには、「見えなくすることは、可能だけど再発する可能性も高い」と返答を頂きました。


この話をおばあちゃんにしたら、「病院を変えろ」と言われ、どうしたらいいかわかりません。


変な病院に行き高額な医療費を請求されたり、手術の失敗されたり……


そんな状態になるのが、怖いです。


とりあえず6月の末に阪大病院に行くので、変な病院に当たるより、阪大病院の先生に相談して、紹介して貰えるのなら、病院を紹介してもらおうと思います。


美容整形になれば、保健が効かないので、そうなると高額な医療費になると思う。


おばあちゃんが、気にしてくれるのは、嬉しいけど、気にされすぎは、軽く傷つく。


お金は、自分の為に使ってほしいです。


さて、俺は、どうすることが正しいのでしょうか?

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