SSブログ

まっしろなティスタメント(小説) [まっしろなティスタメント]

2012年08月06日


朝目を覚ますと、美穂が俺の布団で俺の顔をじっと見ている。


「どうした?」

「ゆかりさんとは、エッチ出来て私とはエッチ出来ないんだ?」


美穂は口を尖らせる。


「ゆかりさんとは、そんな関係じゃないよ」

「ゆかりさん、私より綺麗だし可愛いしお嬢様って感じがするし……」

「だから、ゆかりさんとは、そんな関係じゃないってば」

「じゃー私とエッチ出来る?」

「それは……」

「ぶー!やっぱりできないんだー」


美穂が、頬を膨らませる。


「約束覚えてないの?」

「約束?」


美穂が、首を傾げる。


「エッチは、お互いが好きにならない限りしないってヤツ」

「じゃ、亜金は、私のことは好きじゃないの?」

「俺は、好きだけど……」

「私も亜金のこと好きだよ?」

「でも、なんか違うんだ」

「何が違うの?」

「わかんないけど……
 なんか違う」

「ぶー」

「エッチは……
 美穂が本気で俺のことを好きになった時にする」

「そっか……
 私の本気が足りないんだね。
 私、頑張る……」


美穂の目は真剣に俺のことを見ている。

うん。

美穂は変わった。
前はこんなんじゃなかった。
本当に美穂なのか?

少しカマをかけてみるか……


「美穂、なんか変わったね」

「変わった?」

「なんか、丸くなくなったと言うかトゲが無くなったと言うか……
 なんか、柔らかくなった。まるで別人みたいだ」

「私は、私だよ」


口調も変わっている。


「うーん」

「私、亜金の為ならいくらでも変わるから……」


美穂は、そう言って俺の口にキスをした。
タバコの匂いもしない。
やっぱり、この子は……


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

心療内科 [携帯電話]

8月6日

今日は、心療内科に行って来ました。

薬は、現状維持。

早く良くなるといいな

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。