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かみさまのにっき [かみさまのにっき]

12月9日


昨日の雨が晴れて、今日は晴れ。


晴れると気持ちいな。


あっぱれだ!


余が満足な気分で学校に向かった。


下駄箱で靴を脱ごうとしていると綺麗な歌声と心地よい振動が聞こえてきた。


「む?
 これは?」


余は、その音の方にゆっくりと歩いて行った。

どうやら、この音色は、教室から流れているらしい。
教室のドアには、軽音部と書かれている。

そうか、この教室は、軽音部の部室なのだな!


余は、堂々と教室のドアを開けた。


「心地いい音だな!
 余は、満足だぞ!」


余が、そう言うと教室には、二人の少女がいた。


「あー。
 神様、おはよー」

「む?
 優心ではないか……」


余の胸が鼓動する。
これは、きっと恋と言うやつだな。
そしてもう一人……

普通の乳がいた。


「その普通の乳女は、誰だ?」

「もー!神様!
 女の子を胸で判断したらダメだよ?」


優心が苦笑いを浮かべる。


「えっと、私のでしょうか?」

「うむ」

「私は、琴音 ミリカ(ことね みりか)です。
 えっと……
 貴方のお名前は?」

「大主 神だ」

「あ、大主先輩って、優心さんと同じクラスに転校してきた方ですか?」

「堅苦しいな」

「え?」

「余のことは、親しみを込めて神様と呼ぶと良いぞ」

「ええ?」


ミリカが、目を丸くして驚く。


「この人。
 誰に対してでもこうなの」

「そ、そうなのですか……」

「じゃ、神様。
 よろしくお願いします!」


ミリカが、そう言って頭を下げた。


※この物語は、フィクションです。


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