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かみさまのにっき [かみさまのにっき]

12月22日


今日は晴れ。

余が教室に入ると、亜金の机の上には、花が入った花瓶が置かれていた。


「これは、どういう意味なのだ?」


余は、教室に入ったばかりの笹鈴に尋ねた。


「え?
 亜金ちゃ死んじゃったの?」


笹鈴が、目を丸くさせて驚く。


「死ぬ?」


余が、首を傾げると万桜が、教室に入ってくる。


「これは、イジメよ。
 次元の低い……」

「なんだ、またイジメか……」


万桜は、花瓶と持ち上げようと花瓶に触れた。


「痛ッ……」


万桜は、そう言って花瓶から手を放した。


「万桜、どうした?」

「この花瓶……
 画びょうが貼られているわ!」


万桜の頭に怒の文字が3つくらい浮かび上がる。


「万桜ちゃ大丈夫?」


笹鈴が、カバンから絆創膏を取り出し、万桜の指に巻く。
それを見て笑う、不良A、B、C。


「また主たちか!」


余が、一歩前に出ると真由が、余の腕を掴む。


「なんだ、真由。
 主も居たのか……」

「ダメだよ。
 そんなことしたら、今度は、神様が……」

「真由よ……
 余は、弱いモノイジメが一番嫌いなのだ」

「でも……」


万桜は、そこまで言いかけ涙をボロボロと零した。
そうか……
一見傍観者は、楽でずるいと思っていた。
だが、傍観者の中には、辛い思いをしているモノもいるんだな。
不良たちは、ニタニタと笑いながらこちらを見ている。
腹が立つので、余は、花瓶から花を抜き取った。
そして、その花をナイフの如く不良たちの方に向けて投げる。

不良Aの頬をかすめ、不良のAの頬から血が流れる。


不良たちは、固まる。


「下らないことをするな!
 今後、亜金をイジメたモノは、余が許さんぞ!」


静まり返る教室。
不良たちは、バツが悪そうに教室を去った。
しかし、この日。

亜金が、学校に来ることはなかった。



※この物語は、フィクションです。

泌尿器科 [ニート脱出大作戦!Σ]

12月22日


さっき、泌尿器科に行きました。

思ったより早く終わったので、内科に来ています。

皮膚科も兼ねているので、火傷の治療です。

火傷……


まだ、痛いです。

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