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かみさまのにっき [かみさまのにっき]

12月18日


今日は、日曜日。

今日は、何気なく寒空の下、散歩してみた。

相変わらず、現世の冬は、寒いな……
天界では、季節はない。


春の国は、ずっと春。
夏の国は、ずっと夏。
秋の国は、ずっと秋。
冬の国は、ずっと冬。


食べ物は、季節関係なしに食べれる。


ちなみに余がいた国は、春だった。


どうせなら夏の国に生まれたかった。
そしたら、女子(おなご)は、薄着で目の保養も出来たモノを……



でも、ま……

冬も良いモノだな……
厚着の女子もなかなかそそるものがある。

うむ!
余は、満足だ!


吐く息が白い。

うむ。
これは、これで、斬新だな……

余は、「はぁー」と息を吐いた。

すると、白い息が二つ。

現れた。

二つ?

余は、隣を見た。


「無い乳娘かか……」

「あるもん」


真由が、そう言って頬を膨らませる。


「ほう。
 それは、見てみないとわからないな!」


余は、胸を張っていった。


「見せないもん……」

「じゃ、真由は一生無い乳娘だ」

「う~~」

「で、どうしたんだ?」

「なんでもないよ。
 神様見かけたから、声を掛けようと思って……
 神様は、何してたの?」

「余は、白い息が楽しくてな。
 それを堪能していた」

「神様って、南国育ち?」

「南国?
 よくは、わからんが、余の国では、冬など無かった」

「そうなの?」

「うむ」

「じゃ、私も遊びー」


そして、余と真由は、暫く白い息を出して遊んだ。


※この物語は、フィクションです。


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