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かみさまのにっき [かみさまのにっき]

3月22日


「おおー。
 息子よ。仕事を放棄して何をしている?」

「父上殿こそどうしてここへ?」

「出来の悪い息子が、こんな雑魚に殺されてしまっては末代までの恥だからな」


父上殿は、豪快に笑う。
余は、全く可笑しくない。


「……叔父さま??」

「おおー。
 万桜もいるではないか。
 それに……ん?主は、誰だ?」


父上殿は、亜金とボムの方を見る。


「俺の名前は、ボム!ボム・クライマー!
 世界を変える漢(おとこ)だ!」

「うむ。
 主の名は知っておる。
 我が聞きたいのは、その大きな剣を持った小僧の名前だ」

「俺は、亜金……詩空 亜金。
 世界を……たぶん変えれない漢です」

「ガハハハハッハ!
 主、強いようだな。その剣は、プレゲトンか?
 人間にしては、なかなか強いじゃないか!」

「……」

「ん?この魔力。
 主は、人間じゃないな?」

「え?」

「人工生命体の亜種シリーズか?」

「……!?
 どうして、それを?」

「我は、神だ。
 我に知らぬことなど存在しない!」


父上殿は、再び豪快に笑う。


「父上殿は、知らぬことがないのに、亜金のことは知らないんですね?」

「おおー。
 息子よ、どうしてそんな意地悪なことを言うのだ?
 反抗期か?父さん悲しいぞ……」

「……」

「さぁ、息子よ。
 帰るぞ」

「何処へですか?」

「家へだ。
 我が家だ」

「帰らない!
 余は、現世に残る!
 テオスを……全て滅ぼすまでは帰らない」

「優心と言う娘のことか?」

「……ご存じなのですね。
 なら話は早いです!」

「ダメだ!
 お前には、まだテオスは手におえない。
 あの赤い雑魚にすら、足元に及ばないのだからな!」

「ならば……
 ならば友人に……
 友人にお別れを言いたい」

「うむ……
 なら、今月末まで待とうではないか」

「え?」

「それくらいの我がまま父として聞こうではないか」

「ありがとうございます」

「だが、それ以上は待てんぞ。
 4月は、年度初め。願い神の仕事も忙しいのだからな」

「わかりました」

「じゃ、我は一旦神界に戻るぞ」


父上殿は、そう言うと姿を消した。
父上殿クラスになると、一瞬で何処へでも移動できる。

赤の魔道士でさえ赤子同然なのだ。

余は、弱い……


※この物語は、フィクションです。

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素朴な疑問 [トリックスター]

素朴な質問があります。



なに、難しい質問ではありません。




鼻がスース―.jpg







鼻がないと鼻がスースーするものなのですか?



俺には、鼻があります。

花は、ありませんが鼻はあります。



だから、鼻がなくて鼻がスースーする気持ちがわかりません。



俺の鼻は、詰まっています。



花粉症ですね。



目もかゆいです。



鼻、スースーしないかな。

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かみさまのにっき [かみさまのにっき]

3月21日


「万桜!ボム!
 ここは、一旦引くぞ!」


余は、そう叫び大きく後退した。


「逃がしませんよ」


赤の魔道士は、そう言ってドアを閉めた。


「入り口を封鎖されても、壁を破壊すれば……!」


万桜が、そう言って壁を斬る。
しかし、壁に傷一つつかない。


「無駄ですよ」

「……なら、神の刃で!」


余は、神の刃で壁に一撃浴びせた。
しかし、壁はびくともしなかった。


「……無駄ですよ」


赤の魔道士は、そう言って余の背後に回り蹴りを入れた。


「く……」

「続いてフレイムアゲイン!
 炎に包まれ塵となりなさい!」


赤の魔道士は、地面を手で叩くと余の足元から火柱が現れ、余の体を包み込んだ。


「神様!」


万桜が、音々斬丸の剣風で、余を包む炎を消し飛ばした。


「く……
 万桜、すまない、助かった……」

「逃げることは、許しませんよ!」


赤の魔道士は、そう言って笑う。


余の背後から一本の剣風が飛んでくる。
その剣風は、赤の魔道士に命中し、赤の魔道士が吹き飛ぶ。


「神様!
 今の内に!」


亜金が、扉を外から破壊しこちらの方を見ている。


「亜金か、助かった……」


余が、万桜に肩を借りながら立ち上がる。


「亜金!
 探しましたよ!さぁ、貴方は私と行くのです」

「俺は、どこにも行かない!
 ここで、みんなと過ごすんだ!」

「貴方は、この世界には相応しくない!
 プレゲトンを自在に操れる今!王となるのです!」

「……」


亜金は、無言でプレゲトンを構える。


「残念です」


赤の魔道士は、小さく笑う。


「ああ。
 本当に残念だ」


赤の魔道士の腹部から刃が貫く。


「……?」


赤の魔道士は、驚き下を見る。

そして、赤の魔道士は光の粒となり消える。
そして、現れた姿。
それは……


「父上殿?」


※この物語は、フィクションです。

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心療内科 [日記]

3月21日


今日は、心療内科に行ってきました。

院長先生の娘さんが、社会見学の為に来ていました。


大学生らしいのですが、とても綺麗な方でした。


手足の痛みに関しては、相変わらず治療法が、わからず薬を増やして様子を見ることになりました。


早く治療法がわかればいいのにな……

かみさまのにっき [かみさまのにっき]

3月20日


今日は、余にとって特別な日となった。
釈然としない。
だが、これが現実なのだ。


余の携帯に非通知からの電話があった。


「誰だ?」

「ふふふふふ……」

「その声、赤の魔道士か?」

「そうですね。
 だとすればどうします?」

「主を殺す」

「望むところです」

「主は、何処にいる?」

「私は――」


赤の魔道士は、自分の居場所を教えた。
教えてもらった場所は、大きな洋館だった。


余は、万桜に連絡をし赤の魔道士のいる洋館に向かった。

クロたちには、待機してもらうことにした。


「……罠だろうね」


万桜が、呟く。


「ああ……
 でも、行かねばならぬ」

「そうね」


余が、洋館に入ると入り口付近で立っている男がいた。


赤の魔道士だ……


「ようこそ。
 我が屋敷へ……」

「……」

「そして、お別れをしてください。
 この現世に……」

「……」


先手必勝!
余は、赤の魔道士に攻撃を仕掛けた。


神の刃で、切りかかり万桜は音々斬丸で斬りつける。


しかし、赤の魔道士には、効かなかった。


「何故、効かぬ?」

「これが、力の差と言うヤツですよ」

「……」


余と万桜に緊張が走る。


「ボム・アロー」


余と万桜の後ろから炎の矢が赤の魔道士を襲う。


「役者は、揃ったようですね」

「……ずいぶん余裕じゃねぇか!」


現れたのは、ボムだった。


「当り前ですよ。
 3人揃っても私の足元にも及びませんからね」


赤の魔道士は、嬉しそうに笑う。
その笑顔に余は恐怖を覚えた。


※この物語は、フィクションです。
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